「埼玉県で太陽光発電を設置したいけど、どの補助金が使えるの?」と調べているうちに情報が多すぎて混乱していませんか?
補助金は国・埼玉県・市区町村の3階層に分かれていて、条件が合えば重ねて申請できます。ただ令和8年度(2026年度)は、県の太陽光補助が5月27日、国のDR蓄電池補助が5月29日に受付を終えるなど、早い時期に締め切られた制度が目立ちます。この記事では、2026年10月11日時点で公式ページを確認した内容をもとに、いま使える制度と申請の順番を整理します。
※本記事の補助金情報は2026年10月11日時点で各公式ページを確認したものです(市区町村の一覧表は令和7年度の情報を含みます)。金額・期間は変わることがあるため、申請前に各窓口の公式情報をご確認ください。
この記事の読了時間は約8分です
- 国・埼玉県・市区町村の補助金を組み合わせる方法
- 主要20市区町村の補助金一覧(令和7年度実績)
- 補助金申請で失敗しないための注意点
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埼玉県で使える太陽光発電補助金まとめ【国・県・市区町村の3階層】

埼玉県で太陽光発電を設置する場合、補助金は「国」「埼玉県」「市区町村」の3つの層から受け取れます。それぞれ申請窓口も条件も異なるため、一つひとつ確認していきましょう。
①国の補助金:みらいエコ住宅2026事業(新築のGX志向型で110万円)
国の「みらいエコ住宅2026事業」は、省エネ性能の高い住宅の新築やリフォームへの補助です。太陽光パネル単体への補助ではなく、住宅1戸あたりの補助になります。新築の金額は住宅の性能と省エネ基準の地域区分で決まり、埼玉県の大半(5〜8地域)は下の表のとおりです(2026年10月11日に公式サイトで確認)。
| 住宅グレード | 補助額 |
|---|---|
| GX志向型住宅(世帯を問わない) | 110万円(1〜4地域は125万円) |
| 長期優良住宅(子育て・若者夫婦世帯) | 75万円 |
| ZEH水準住宅(子育て・若者夫婦世帯) | 35万円(注文住宅は9月30日で受付終了) |
予約は遅くとも2026年11月16日まで、交付申請は12月31日までです(GX志向型は10月11日時点で予算の64%を消化)。手続きは住宅会社が行うので、新築を検討中なら早めに住宅会社へ確認してください。補助金の最新情報もあわせてどうぞ。
DR補助金(蓄電池):2026年5月29日に受付終了
国の「DR家庭用蓄電池補助」(SII・令和7年度補正)は、2026年5月29日に申請額が予算に達して公募を終了しました。SIIは再開の予定はないとしています(SII公式)。いま蓄電池に使えるのは、下の埼玉県の補助と市町村の補助です。
なお、市町村の蓄電池補助にはSIIの登録製品であることを条件にするものがあります(所沢市など)。見積もりの型番が対象かどうか、申請前に業者に確認してください。
②埼玉県の補助金:蓄電池10万円(太陽光は5月27日に受付終了)
埼玉県の「家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金」は、自分が住む既存住宅への設置が対象です(新築は対象外)。令和8年度の状況は次のとおりです(埼玉県公式、2026年10月11日確認)。
| 設備 | 補助額 |
|---|---|
| 太陽光発電 | 7万円/kW(上限35万円)※令和8年度は5月27日に受付終了 |
| 蓄電池 | 10万円/件(受付中・2027年1月29日まで) |
令和8年度は5月18日に受付が始まり、太陽光は5月27日9時30分に申請額が予算に達して締め切られました。蓄電池は受付が続いていて、申請窓口の環境ネットワーク埼玉によると10月2日時点で予算の約59%が埋まっています。先着順なので、蓄電池を付けるなら年明けまで待たずに動いたほうが安全です。埼玉県の持ち家の戸建ては東京ガスの対象エリアでもあり、蓄電池の口コミや保証の中身は東京ガスの蓄電池の評判・口コミで確認できます。
県の補助は「埼玉県省エネ・再エネ活用設備あんしん事業者」の認定を受けた業者と契約し、交付申請をして交付決定を受けてから着工するのが条件です(決定まで2か月程度)。決定前に工事を始めると対象外になります。
③市区町村別の補助金一覧(さいたま市・川口市・所沢市ほか主要20市)
市区町村ごとに補助内容が大きく異なります。以下の一覧は令和7年度の実績で、所沢市と入間市の行だけ令和8年度の公式ページで更新しています。
| 市区町村 | 太陽光補助金 | 蓄電池補助金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| さいたま市 | なし(共同購入事業) | なし | 2025年度から変更 |
| 川口市 | 市外業者8〜13万円/市内業者16〜21万円 | 設置価格1/2(上限8万円) | |
| 川越市 | 3万円 | 3万円 | 抽選方式・蓄電池同時設置必須 |
| 所沢市 | 3万円/kW(上限15万円)※非FITの上乗せ枠は7/15に終了 | 3万円/kWh(上限24万円)※同時設置の上乗せ枠は6/1に終了 | 令和8年度。設置後に申請(第3期11/2〜11/30) |
| 越谷市 | 2万円/kW(上限8〜10万円) | 5万円 | 抽選方式 |
| 草加市 | 7万円(定額) | 2万円 | |
| 春日部市 | 4万円/kW(上限16万円) | 4万円/kWh(上限20万円) | |
| 熊谷市 | 2万円/kW(上限10万円) | 設置価格5%(上限5万円) | |
| 上尾市 | 2万円/kW(上限9万円) | 5万円 | 令和7年度は11月で終了 |
| 朝霞市 | 10万円(定額) | 10万円 | 令和7年度は9月に早期終了 |
| 富士見市 | 5万円(定額) | 5万円 | |
| ふじみ野市 | 2万円/kW(上限7万円) | 2万円/kWh(上限7万円) | |
| 新座市 | 9万円/kW(上限45万円) | 最大9万円/kWh | 令和7年度は11月で終了 |
| 入間市 | 7万円/kW(上限35万円) | 本体1/3(上限50万円) | 令和8年度は6/25に予算上限(以降は補欠) |
| 蕨市 | 15万円(定額) | 10万円(定額) | |
| 狭山市 | 4万円(定額) | 5万円(定額) | |
| 鴻巣市 | ー | 太陽光セット時10万円 | 新築住宅のみ対象 |
| 吉川市 | 3〜4万円(kW数による) | 5万円 |
※上記は令和7年度実績。2026年度の詳細は各市区町村公式サイトでご確認ください。
所沢市は令和8年度も太陽光3万円/kW(上限15万円)・蓄電池3万円/kWh(上限24万円)の補助を続けていて、設置後に申請します。受付は第3期が2026年11月2日〜30日、第4期が2027年2月1日〜3月19日で、途中で予算に達すれば終了です(所沢市公式)。非FITの太陽光を対象にした上乗せ枠(10万円/kW)は7月15日、同時設置の蓄電池の上乗せ枠は6月1日に受付を終えました。入間市も6月25日に予算上限に達しています。新座市など表のほかの市は令和7年度の情報なので、令和8年度は市に確認してください。
またさいたま市は2025年度から個人向け直接補助を廃止し、共同購入事業「みんなのおうちに太陽光」に移行しました。この共同購入事業は市が一括して複数世帯をまとめ、事業者と交渉することで設置費用の大幅な値引きを実現する仕組みです。補助金のような直接給付ではありませんが、通常よりも安価に設置できるメリットがあります。事業の実施時期や参加方法はさいたま市の公式サイトでご確認ください。以前の情報を元に検討している方は注意が必要です。
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補助金シミュレーション|4kWシステムでいくらもらえる?

実際にどのくらいの補助金が受け取れるのか、2つのモデルケースで確認してみましょう。初期費用・回収期間の目安と合わせて参考にしてください。
モデルケース①:所沢市の既存住宅(太陽光4kW+蓄電池10kWh)
以前はこの枠で入間市を例にしていましたが、入間市の令和8年度の補助は6月25日に予算上限に達しています。いまも申請できる所沢市で、既存住宅に4kW太陽光+10kWh蓄電池を同時に付けた場合を計算しました(国のDR補助は2026年5月29日に終了、県の太陽光は5月27日に受付終了のため、どちらも0円)。
| 補助金の種類 | 補助額 |
|---|---|
| 所沢市:太陽光(3万円×4kW) | 12万円 |
| 所沢市:蓄電池(3万円×10kWh、上限24万円) | 24万円 |
| 埼玉県:太陽光 | 0円(令和8年度は5/27に受付終了) |
| 埼玉県:蓄電池 | 10万円(所沢市の補助と同じ蓄電池で受けられるかは要確認・合計に入れず) |
| DR補助金(国) | 0円(2026年5月29日に受付終了) |
| 合計 | 36万円 |
設置費用の目安を約240万円とすると、240万円 − 36万円 = 実質負担は約204万円です。県の蓄電池10万円も受けられれば約194万円になります。年間発電量は約5,172kWhで、電気代の削減効果は年間10〜15万円ほどが目安です。
なお、子育てエコホーム支援事業は2024年12月31日で受付を終えています。いまの国の制度は「みらいエコ住宅2026」で、リフォームでは蓄電池に9.6万円が出ますが、断熱改修とセットで行う場合に限られます。
モデルケース②:所沢市の新築(太陽光5kW・所沢市補助+みらいエコ住宅は別枠)
新築なら、市の太陽光補助とは別に、住宅そのものに対する国のみらいエコ住宅2026(GX志向型)があります。
| 補助金の種類 | 補助額 |
|---|---|
| みらいエコ住宅2026(GX志向型・住宅全体への補助) | 110万円(別枠。市の補助との併用は要確認) |
| 所沢市:太陽光(3万円×5kW) | 15万円 |
| 合計(市の補助のみ) | 15万円 |
太陽光の設置費用の目安は約150〜175万円で、市の補助15万円を引くと135〜160万円です。みらいエコ住宅2026は住宅全体に対する補助で、太陽光単体への補助ではありません。所沢市の補助と両方受けられるかは公式で確認できていないため、合計には入れていません。非FITの上乗せ枠(10万円/kW)は7月15日に終了しています。年間発電量は約6,465kWhで、年間15〜20万円の電気代削減が目安です。
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埼玉県の日射量と年間発電量の目安

補助金だけでなく、発電効率も埼玉県は優れています。NEDO日射量データベース等の実測データによると、埼玉県の太陽光発電量は全国13位と上位に入っており、4kWシステムで年間約5,172〜5,524kWhの発電が見込めます。
これは関東内陸部の日照時間の多さが影響しています。海岸部に比べて曇りの日が少なく、晴天率が高いのが特徴です。詳しい計算は発電量シミュレーションのページで地域・容量別に確認できます。
電気代削減の目安(4kWシステム・年間5,300kWh発電の場合):
- 自家消費分:約3,000kWh → 年間約9万円削減(30円/kWhで計算)
- 売電分:約2,300kWh → 年間約4.1万円収入(18円/kWhで計算)
- 合計:年間約13万円のプラス効果
補助金申請の注意点と手順【申請タイミングが命】

着工前に申請か、設置後に申請か(制度ごとに違う)
申請の順番は制度ごとに違います。埼玉県の補助は交付決定を受けてから着工する必要があり、工事後の申請はできません。一方、所沢市は設置が終わってから申請する仕組みです。どちらの順番かを最初に確認しておくと失敗しません。
埼玉県の補助(蓄電池)の流れは以下の通りです。
- あんしん事業者の認定業者から見積もりを取り、契約する
- 補助金を申請する(着工前に必ず完了させること)
- 交付決定を受けてから着工する(決定まで2か月程度)
- 設置完了後に実績報告を提出する
- 補助金を受け取る
契約と同時に着工されてしまう業者には注意が必要です。所沢市のように設置後に申請する制度は、工事の完了後に領収書などをそろえて申請します。
先着順・抽選など申請方式の違い
市区町村によって申請方式が大きく異なります。
- 先着順:草加市・蕨市など(令和7年度の方式)→ 受付開始に合わせて準備が必要
- 抽選方式:川越市・越谷市(令和7年度の方式)→ 期間内に申請すれば抽選
- 共同購入:さいたま市 → 事業実施時期に合わせて参加
令和7年度は朝霞市・新座市・上尾市が年度途中で終了し、令和8年度も入間市が6月25日に予算上限に達しました。「来月申請しよう」と先延ばしにすると枠を逃します。申請窓口に問い合わせて、現在の残枠を確認してください。
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よくある質問(FAQ)

Q. 賃貸住宅でも補助金は使えますか?
基本的に所有者が申請者となるため、賃貸住宅の場合は家主(建物オーナー)が申請する形になります。入居者が申請することはできません。
Q. 埼玉県補助金と市区町村補助金は同時に申請できますか?
はい、多くの自治体で併用申請が可能です。ただし、市区町村によって「県補助金との併用不可」の場合もあるため、申請前に窓口で確認することをおすすめします。せっかく受け取れる補助金を見逃さないためにも、業者に「この市で県補助金と併用できますか?」と一言確認するのが確実ですよ。
Q. 中古住宅(既存住宅)でも補助金は使えますか?
対象です。埼玉県の補助はむしろ既存住宅だけが対象で、新築は対象外です。多くの市区町村の補助も既存住宅で使えますが、鴻巣市(令和7年度)のように新築のみを対象とする自治体もあります。
Q. 補助金の申請は自分でできますか?
申請手続き自体は自分でも可能ですが、認定事業者との契約が必要な補助金(埼玉県など)については、業者側がサポートしてくれるケースが多いです。相見積もりを複数社から取る際に、補助金申請の対応可否を確認すると安心です。「補助金の申請まで一緒にやってもらえますか?」と聞くだけで、対応できる業者かどうかすぐにわかりますよ。
Q. FITと非FITで補助金額が変わるのはなぜですか?
FIT(固定価格買取制度)は余剰電力を売電する仕組みで、すでに売電収入という「恩恵」を受けるため補助額が低く設定されています。非FIT(自家消費型)は売電しない代わりに補助が手厚くなる自治体が増えています。所沢市も令和8年度は非FIT向けの上乗せ枠(10万円/kW)を設けていましたが、7月15日に受付を終えました。迷ったら「どちらが総合的にお得か」を業者に試算してもらうと比較しやすいですよ。
埼玉県内の主要都市の補助金詳細はこちら
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- さいたま市の太陽光発電補助金詳細(10区別・共同購入)
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同じ関東の他県や全国の補助金もまとめて確認できます。地方ごとに気候・電力エリア・補助金額が大きく異なるので、引っ越し予定の方や近隣比較したい方はあわせてご覧ください。
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👉 関連記事: 太陽光発電のメリット・デメリット完全ガイド|導入前に「いい面」と「気をつけたい面」を整理しておくと、後悔のない判断ができます。
まとめ:埼玉県で補助金を最大化するための3ステップ

どの業者・サービスに依頼するか迷ったら、太陽光発電の一括見積もりサービス比較9選も参考にしてください。タイナビ・ソーラーパートナーズなど主要9サービスを費用・エリア・口コミで比較しています。
- いま使える制度で計算する:所沢市の既存住宅モデル(4kW+10kWh)で市の補助は36万円。県の蓄電池10万円は併用できるか確認してから
- 申請タイミングが命:令和8年度、県の太陽光補助は受付開始から9日で終了。蓄電池は2027年1月29日まで受付中だが先着順
- 申請の順番は制度で違う:県は交付決定後に着工、所沢市は設置後に申請。業者選びと同時に順番を確認すること
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