「神奈川で太陽光発電を設置したいけど、補助金がいくら使えるかわからない」「国・県・市の補助金は全部重ねて申請できるの?」——こんな疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
私(エネパパ)は太陽光発電の施工・販売の現場を長く見てきましたが、補助金の申請タイミングを間違えたり、制度をよく知らないまま工事を始めてしまったりして、受け取れるはずの補助金を取りこぼしてしまった施主を何人も目の当たりにしてきました。正直、見ていて非常にもったいないと感じます。補助金をしっかり活用した方とそうでない方では、実質負担額に100万円近い差が出ることも珍しくないからです。
この記事では、2026年版の神奈川県・市区町村別の補助金を一覧でまとめ、どう組み合わせれば最大限に活用できるかを具体的にお伝えします。申請手順や注意点まで網羅していますので、設置前にぜひ最後まで読んでみてください。
📖 この記事の読了時間:約8分
\ 無料で相見積もりをする /
神奈川県の太陽光発電補助金一覧【2026年最新】

国の補助金(みらいエコ住宅2026・DR蓄電池補助金など)
国の補助金は大きく2種類あります。まず「みらいエコ住宅2026事業(国土交通省)」は、新築住宅を対象に、GX志向型で110〜125万円/戸、ZEH水準で35〜40万円/戸が支給されます(2025年度時点の情報。2026年度は国土交通省公式サイトで要確認)。令和8年3月31日以降に申請開始予定ですが、住宅全体の省エネ性能が前提となるため、リフォームや既存住宅への後付け設置は対象外です。
次に「DR家庭用蓄電システム(需要応答型)導入支援事業」は、蓄電池に特化した補助制度です。初期実効容量(出荷時点で実際に使える容量)(kWh)×3.45万円で計算され、上限60万円まで補助を受けられます。2026年4月中旬〜12月10日の申請受付を予定しており、太陽光とセットで蓄電池を導入する方にとっては見逃せない制度です。
なお、かつて人気だった「子育てエコホーム支援事業」は2024年度をもって終了しています。子育てエコホームの申請を検討していた方は注意が必要です。2025年以降は後継制度(みらいエコ住宅2026)に移行しました。
神奈川県独自の補助金・助成制度
神奈川県の独自補助は、太陽光発電と蓄電池をセットで導入することが受給の絶対条件です。太陽光単独では申請できない点が、他県と大きく異なります。
補助額は太陽光が7万円/kW(上限70万円・10kWまで)、蓄電池が一律15万円/台で、最大合計85万円になります。たとえば4kWのシステムなら太陽光28万円+蓄電池15万円=43万円が県から補助されます。令和8年度(2026年4月以降)の申請は先着順で受け付けが始まる見込みですが、人気の補助金のため年度初めに予算が枯渇するケースも多く、早めの準備が肝心です。先着順で補助金を逃してしまった施主を現場で何件も見てきましたが、年度が変わったら即動くことが何より大切です。
市区町村別の補助金一覧(横浜市・川崎市・相模原市など)
神奈川県の主要市区町村の補助金をまとめました。金額・条件は自治体によって大きく異なるため、お住まいの市の制度を必ず公式サイトで確認してください。
| 市区町村 | 太陽光補助金 | 蓄電池補助金 | 注意事項 |
|---|---|---|---|
| 横浜市 | 1.5万円/kW(上限6万円) | なし | 商品券・ポイントで受給 |
| 川崎市 | 7万円/kW(上限28万円) | 10万円/kWh(上限70万円) | FIT非適用(自家消費型)のみ対象。2025年度実績。2026年度は川崎市公式サイトで要確認 |
| 相模原市 | 一律8万円 | 一律20万円 | 年2回申請(9月・2月) |
| 横須賀・鎌倉・逗子・葉山・三浦 | 7万円/kW | 設置費の1/3 | 他補助金との併用可否は各市公式サイトで要確認 |
| 平塚市 | 5万円/kW(上限20万円) | ー | 先着順 |
| 藤沢市 | 1.5万円/kW(上限5万円) | 一律5万円 | ~2026年2月(次年度要確認) |
| 小田原市 | 7万円/kW | 設置費の1/3 | V2H補助5万円あり |
| 厚木市 | 1万円/kW(上限6万円) | 一律5万円 | ~2026年2月(次年度要確認) |
| 大和市 | 1万円/kW(上限4万円) | 一律3万円 | ~2026年2月(次年度要確認) |
| 海老名市 | 2万円/kW(上限20万円) | 一律7万円 | ~2026年2月(次年度要確認) |
| 茅ヶ崎市 | なし | なし | 事業者向けのみ(個人住宅は対象外) |
川崎市は補助額が手厚い反面、FIT(固定価格買取制度)非適用の自家消費型システムのみが対象という特殊な条件があります。一般的なFIT売電システムでは申請できない点にご注意ください。
各市区町村の最新情報は公式サイトでご確認ください(代表例:横浜市環境創造局/川崎市環境局)。
\ 無料で相見積もりをする /
補助金を最大活用するといくら安くなる?費用シミュレーション

横浜市で4kWの太陽光+蓄電池をセット導入した場合を例にシミュレーションしてみましょう。初期費用・設置費用・回収期間の目安と合わせて確認してみてください。
あなたの設置容量が4kWの場合の初期費用
神奈川県の設置費用相場は22〜25万円/kWですので、太陽光本体が88〜100万円。これに蓄電池(6〜10kWh)の90〜150万円を加えると、合計180〜250万円の初期投資になります。
受けられる補助金の合計
| 補助制度 | 補助額 |
|---|---|
| 神奈川県(太陽光4kW分) | 28万円 |
| 神奈川県(蓄電池) | 15万円 |
| DR蓄電池補助金(上限) | 最大60万円 |
| 横浜市(太陽光4kW分) | 6万円 |
| 合計 | 最大109万円 |
補助金を最大限に活用すれば、実質負担は70〜140万円程度まで圧縮できます。回収期間も通常の12〜15年から9〜12年に短縮できる計算です。20年間の総経済効果は約200万円とも試算されています(電気代27円/kWh・自家消費率60%・売電単価16円/kWhと仮定した場合)。
ただし、DR蓄電池補助金は容量によって異なります。たとえば6kWhの蓄電池なら6×3.45万円=20.7万円、10kWhなら34.5万円になります(上限60万円)。補助金の詳細な組み合わせ方については、太陽光発電の補助金まとめ(全国版)も参考にしてください。
\ 無料で相見積もりをする /
神奈川県の日射量と年間発電量の目安

横浜市の年間日射量は約4.0 kWh/m²/日で、全国平均の3.78をやや上回ります。神奈川県は太平洋側気候で晴天日が多く、特に湘南エリアは日照条件に恵まれています。
4kWシステムの場合、年間発電量の目安は約4,200〜4,500 kWhです。これは一般家庭の年間消費電力量(約4,500 kWh)とほぼ一致するため、昼間の電力をほぼ自給できる計算になります。発電量シミュレーションで地域・容量別の詳細も確認できます。
川崎市や横浜市の都市部でも、周辺の建物による影さえ考慮すれば、十分な発電量が期待できます。設置前には専門業者による日影シミュレーションを必ず依頼しましょう。
南向きでなくても大丈夫?狭小住宅・方角・影の問題【神奈川の都市部向け】

「南向きの屋根でないと設置できないのでは?」と心配している方も多いと思います。実は業界にいると、東西向きや北向きでも設置しているケースは珍しくないとよくわかります。
| 方角 | 発電効率(南向き比) |
|---|---|
| 南 | 100% |
| 東・西 | 85〜90% |
| 北 | 70〜75% |
東・西向きであれば南向きの85〜90%程度の発電量が見込めるため、実用上は十分です。北向きは効率が落ちますが、補助金込みで採算が合うケースもあります。
狭小住宅については、屋根面積が20m²以上あれば2〜3kW程度の設置は可能です。ただし、補助金の対象容量や費用対効果を考えると、最低でも3kW以上の設置が望ましいでしょう。また、近隣建物や電柱の影が懸念される場合は、マイクロインバーター(パネル単位で個別に発電を最適化する機器)の採用で影の影響を最小化できます。なお、マイクロインバーターを採用した場合、通常のシステムより1kWあたり約3〜5万円ほど費用が高くなる点も念頭に置いておきましょう。
マンションや集合住宅は原則として個人での設置が難しく、ほとんどの補助金でも対象外となります。一戸建てオーナーに限られた制度が多い点はあらかじめご承知おきください。
神奈川県で補助金を申請する手順と注意点

補助金申請で最も大切なルールが「工事着手前に申請する」ことです。多くの補助金は設置工事の前に申請を済ませていないと受給できません。工事後の申請は原則として不可のため、段取りを間違えないようにしましょう。
申請の基本的な流れ
- 業者から見積もりを取得(相見積もりで複数社を比較)
- 各自治体・国の補助金申請窓口に申請書を提出
- 交付決定通知を受け取る
- 工事着工・完了
- 実績報告書を提出
- 補助金振込
申請時の主な注意点
- 先着順の補助金は年度初め(4〜6月)に枯渇しやすい。予算が余っていることを確認してから工事業者と契約を進めること
- 神奈川県補助は太陽光と蓄電池の同時設置が必須。「同時設置」とは同一の工事申請内での設置が条件です。蓄電池を後日別工事で追加した場合は県補助の対象外となりますのでご注意ください
- 川崎市の補助はFIT(固定価格買取制度)非適用(自家消費型)のシステムのみが対象。一般的なFIT売電システムでは申請不可(2025年度実績。2026年度は川崎市公式サイトで要確認)
- 横須賀・鎌倉・逗子・葉山・三浦5市町の補助については、他補助金との併用可否を各市公式サイトで必ず確認すること
- 申請書類は自治体によって異なるが、施工業者の見積書・仕様書・住民票などが必要になることが多い
業者選びの段階から補助金申請を見越して動くことが、スムーズな受給の鍵です。業者選びも参考にしながら、補助金申請サポートに慣れた業者を選ぶとよいでしょう。
\ 無料で相見積もりをする /
よくある質問

Q. 神奈川県の補助金と横浜市の補助金は同時に受け取れますか?
はい、原則として重複申請が可能です。神奈川県28万円(太陽光4kW)+蓄電池15万円、横浜市6万円(太陽光4kW)を合わせて受け取れます。ただし横浜市の補助は現金ではなく商品券・ポイントで支給される点に注意してください。
Q. 南向きでない屋根でも補助金の対象になりますか?
補助金の受給に方角の制限は基本的にありません。東・西向きでも設置費用・システム容量などの条件を満たせば申請できます。ただし発電量が少ないと費用対効果が低下するため、事前に業者にシミュレーションを依頼することをお勧めします。
Q. 補助金申請はいつ、どこに申し込めばよいですか?
市区町村によって窓口と受付期間が異なります。国の補助金(DR蓄電池)は経済産業省所管の実施機関、神奈川県補助は神奈川県の環境農政局、各市の補助は各市の担当窓口(環境・エネルギー担当課)に申請します。工事前の申請が必須のため、業者との契約前に申請スケジュールを確認しておきましょう。
Q. 狭小住宅や屋根が狭い場合でも補助金は受けられますか?
設置容量の制限はありますが、2kW以上のシステムであれば多くの補助金で対象になります。ただし補助金は容量に比例して計算されるため、システムが小さいほど補助額も少なくなります。屋根の形状や面積によって最適な容量が変わりますので、まずは無料の現地調査を依頼してみてください。
Q. 賃貸住宅やマンションは対象外ですか?
ほとんどの補助金は「自己所有の一戸建て住宅」が対象です。マンションや集合住宅への個人設置は技術的にも制度的にも難しく、基本的には補助金の対象外となります。持ち家の一戸建てオーナーに限られる制度がほとんどだとお考えください。
まとめ:神奈川県の補助金をフル活用して太陽光発電を賢く導入しよう

どの業者・サービスに依頼するか迷ったら、太陽光発電の一括見積もりサービス比較9選も参考にしてください。タイナビ・ソーラーパートナーズなど主要9サービスを費用・エリア・口コミで比較しています。
\ 無料で相見積もりをする /