「福岡県で太陽光発電を設置するとき、補助金はいくらもらえるの?」と調べ始めたけど、国・県・市区町村と情報が多くてよくわからない…そんな方のために、元太陽光発電業者の私(エネパパ)がまとめました。この記事では福岡県内の市区町村別補助金一覧から、国の補助金との組み合わせで最大152万円になるシミュレーションまでわかりやすく解説します。
この記事の読了時間:約8分
この記事でわかること
- 福岡市・北九州市・久留米市など主要市区町村の補助金一覧
- 国の補助金との組み合わせで最大152万円になる方法
- 申請タイミングと「先申請必須」のルールの注意点
- 日照条件がいい福岡だからこそ蓄電池セットがお得な理由
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福岡県の太陽光発電補助金一覧【市区町村別・2026年度版】

国の補助金(2026年度住宅省エネ補助金・DR補助金)
国レベルでは2026年度も複数の補助金が用意されています。金額が大きいので、まずここから押さえておきましょう。
2026年度住宅省エネ補助金(住宅省エネキャンペーン等) は、太陽光発電の設置を含む断熱リフォームなど複数の工事を組み合わせることで最大100万円を受け取れる制度です(新築ZEHなら最大125万円)。太陽光単体ではなく、断熱窓や給湯器の省エネ化と一緒に申請するのがポイントです。なお、制度名・対象工事・補助額は年度ごとに見直されますので、申請前に公式サイトで必ず最新情報をご確認ください。
DR補助金(需要家側エネルギーリソース) は蓄電池を対象にした補助金です。2024〜2025年度の実績では1kWhあたり3〜4万円程度(上限60万円が目安)の支援が行われてきましたが、2026年度の正式な単価は公募開始時に要確認です。ただし、この補助金は交付決定前に工事契約してはいけないという条件があります。先に申請してから業者と契約するという順番を間違えると対象外になってしまうので、業界人として声を大にして伝えたいポイントです。
ZEH補助金(環境省)はZEH認定を受けた住宅で55万円、ZEH+なら100万円と高額ですが、認定要件のハードルも高めです。
| 補助金名 | 対象 | 補助額 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2026年度住宅省エネ補助金(リフォーム) | 太陽光+省エネ工事 | 最大100万円 | 複数工事の組み合わせで満額。制度名・条件は年度ごとに要確認 |
| 2026年度住宅省エネ補助金(新築) | ZEH住宅 | 最大125万円 | 新築のみ。制度名・条件は年度ごとに要確認 |
| DR補助金 | 蓄電池 | 3〜4万円/kWh程度(上限60万円が目安) | 先申請必須。2026年度単価は公募開始時に要確認 |
| ZEH補助金(環境省) | ZEH認定住宅 | 55〜100万円 | 認定要件あり |
福岡県の補助金(県レベル)
正直にお伝えすると、福岡県には一般家庭向けの太陽光発電直接補助金はありません。九州各県と比較しても県単独の補助金は薄いのが現状です。その代わり、市区町村レベルの補助はしっかりしているので、お住まいの市を重点的に調べてみてください。
補助金を受けるなら、居住市区町村の制度を使うことが基本になります。
主要市区町村別の補助金一覧(表)
#### 福岡市の補助金
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 太陽光発電 | 1kWにつき2万円(上限4kW・最大8万円) |
| 蓄電池 | 設置費用の1/3(上限20万円) |
| 受付開始 | 例年5〜6月ごろ(予算がなくなり次第終了) |
福岡市は太陽光と蓄電池の両方に補助が出るため、県内では最も手厚い部類です。ただし「早い者勝ち」で予算が尽きたら終了するため、4月末には情報をチェックしておきたいところです。
#### 北九州市の補助金
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 太陽光発電 | 1kWにつき1万円(上限4kW・最大4万円) |
| 蓄電池 | 1kWhにつき1万円(上限10kWh・最大10万円) |
| 受付開始 | 例年4〜5月ごろ(予算次第) |
北九州市は蓄電池の補助が容量比例で出るのが特徴。大容量の蓄電池を導入するほどメリットが大きくなります。
#### 久留米市・その他市区町村の補助金
| 市区町村 | 太陽光 | 蓄電池 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 久留米市 | 1kWにつき1万円(上限3kW・最大3万円) | 上限5万円 | 例年4〜5月開始 |
| 春日市 | — | — | 2025年度時点では独自の太陽光補助金の設定が確認できていません。2026年度の新設情報は市の公式サイトでご確認ください |
| 大野城市 | — | — | 2025年度時点では独自の太陽光補助金の設定が確認できていません。2026年度の新設情報は市の公式サイトでご確認ください |
| 糸島市 | — | — | 2025年度時点では独自の太陽光補助金の設定が確認できていません。2026年度の新設情報は市の公式サイトでご確認ください |
| 太宰府市 | — | — | 2025年度時点では独自の太陽光補助金の設定が確認できていません。2026年度の新設情報は市の公式サイトでご確認ください |
春日市や大野城市など福岡市の周辺市では独自の補助金がないところも多いのが現状です。その分、国の補助金をしっかり使うことが重要になります。
国の補助金と組み合わせると最大いくら?(シミュレーション表)

ここからが本題です。福岡市在住・4kW太陽光発電+7kWh蓄電池を設置するケースでシミュレーションしてみます。
| 補助金の種類 | 金額の目安 |
|---|---|
| 2026年度住宅省エネ補助金(リフォーム) | 最大100万円 |
| DR補助金(7kWh×約3.5万円・参考値) | 約24万円 ※2026年度単価は公募開始時に要確認 |
| 福岡市補助(太陽光8万円+蓄電池20万円) | 28万円 |
| 合計 | 最大152万円 |
これだけの補助を受けられると、初期費用・設置費用のかなりの部分をカバーできます。たとえば設置費用が170万円前後のケースでは、補助後の自己負担を20〜30万円台に抑えられる計算です。
なお、発電量シミュレーションを使って、設置容量に応じた年間発電量を事前に試算しておくと、費用対効果がより明確になります。
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福岡県の日照時間と年間発電量の目安

私が業界にいてよく感じるのは、「日照条件の良さ」を過小評価している方が意外と多いということです。
福岡市の年間日照時間は約1,800〜1,900時間(気象庁データ)。これは全国平均と比べてもしっかりした水準です。4kWシステムを設置した場合の年間発電量の目安は4,400〜4,800kWh(NEDOシミュレーター)。一般的な4人家族の年間消費電力量(約4,500〜5,000kWh)とほぼ同等の電気を作れる計算になります。
電気代削減の効果を最大限に引き出すためにも、福岡の日照条件はかなり有利な立地と言えます。
日照量が多いからこそ蓄電池セットがお得【ダブル発電の効果】

福岡を含む九州エリアで太陽光発電を検討するなら、蓄電池とのセット導入を強くおすすめしています。その理由は日照条件の良さだけではありません。
出力制御問題:発電できるのに止められる
九州電力の出力制御問題 をご存知でしょうか。太陽光発電の普及が進んだ結果、九州では電力が余ってしまう時間帯に「発電を止めてください」という出力制御(抑制)が年間数十時間以上発生しています。せっかく発電できる日照があるのに、無駄になってしまうのです。
実際に福岡のお客様から「晴れているのに発電が止まっていた」という相談を受けたことがあります。蓄電池があれば出力制御中も電気を蓄えて自家消費に回せるため、損失を最小限に抑えられます。蓄電池を組み合わせることで、余った電気を無駄にせず自家消費に回せます。これがダブル発電の本質的なメリットです。
FIT単価の低下:売るより使う時代
2025年度の太陽光発電FIT(固定価格買取制度)の調達価格は16円/kWh(経済産業省)。2026年度の正式単価は確定次第更新しますが、年々下落傾向にあります。一方で電力会社から買う電気の単価は30〜36円相当。つまり「売るより使う」方が経済的に有利な時代になっているのです。
太陽光と蓄電池のセットについては、費用対効果の詳細をまとめた記事もぜひ参考にしてください。
補助金申請の注意点・手順

申請タイミング(先着・予算上限に注意)
福岡市・北九州市の補助金はどちらも「先着順・予算がなくなり次第終了」です。業界にいると、4月に受付開始して2か月もしないうちに終わってしまった、という話はよく聞きます。
年度が変わったらすぐに市の公式サイトを確認し、受付開始日にすぐ動けるよう準備しておくことが大切です。
業者経由か自分で申請か
市区町村の補助金は、施工業者が代行申請するケースと施主(住宅オーナー)が自分で申請するケースの両方があります。DR補助金は基本的に施主名義での申請が必要で、業者任せにするとトラブルになることもあります。
相見積もりを取る際は、補助金申請のサポート体制についても各業者に確認しておきましょう。「補助金申請のサポートはしてもらえますか?」と一言聞くだけで、業者の質も見えてきます。
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よくある質問

Q. 福岡県の補助金は県と市の両方もらえますか?
A. 福岡県には一般家庭向けの直接補助金がないため、基本的には市区町村の補助金と国の補助金の組み合わせになります。市の補助金と国の補助金は制度が別なので、要件を満たせば両方受け取ることができます。
Q. DR補助金はなぜ先申請が必要なんですか?
A. DR補助金は「これから設置する蓄電池に対して国が支援する」制度のため、設置前に交付決定を受けることが条件です。工事を終えてから申請しても受け付けてもらえません。補助金が目的なら、必ず業者との契約より先に申請手続きを始めてください。
Q. 春日市・大野城市に住んでいますが、補助金は受け取れませんか?
A. 2025年度時点では春日市・大野城市に独自の太陽光補助金は確認できていませんが、国の補助金(2026年度住宅省エネ補助金・DR補助金)は全国共通で利用できます。市の補助がない分、国の補助金の活用が特に重要になります。また2026年度に新設される可能性もありますので、各市の公式サイトもあわせてご確認ください。
Q. 九州電力の出力制御は福岡でも起きますか?
A. はい。出力制御は九州全域で発生しており、福岡でも例外ではありません。蓄電池を設置することで出力制御時も電気を無駄にせず自家消費に回せるため、九州エリアでは蓄電池の費用対効果が特に高くなっています。
まとめ

- 福岡市在住なら、太陽光8万円+蓄電池20万円の市補助と国の補助金を組み合わせて最大152万円が狙える
- 申請はスピード勝負。市の補助金は先着順で年度初め(4〜6月)に動き出すこと
- DR補助金は先申請が絶対条件。業者と契約する前に申請を完了させること
- 九州の日照条件と出力制御問題を踏まえると、蓄電池とのセット導入が特に有利
補助金をフル活用するには、補助金申請に慣れた業者に依頼することも重要です。まずは複数社から相見積もりを取り、補助金サポートの実績があるかどうかも確認しましょう。
どの業者・サービスに依頼するか迷ったら、太陽光発電の一括見積もりサービス比較9選も参考にしてください。タイナビ・ソーラーパートナーズなど主要9サービスを費用・エリア・口コミで比較しています。
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