
「子育てエコホーム支援事業って、うちも使えるの?」と検索して、このページにたどり着いた方も多いと思います。ただ、正直に最初に言わせてください。子育てエコホーム支援事業は2024年12月末に終了しています。 でも、ご安心を。国の省エネ住宅への支援は形を変えて2026年も続いています。この記事では2024年の制度をわかりやすく解説しつつ、現在使える後継制度まで丸ごとお伝えします。
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子育てエコホーム支援事業とは?制度の概要

まず結論から言いますと、子育てエコホーム支援事業とは以下のような制度でした。
- 国が実施した省エネ住宅への補助金制度(国土交通省管轄)
- 子育て世帯・若者夫婦世帯を対象に、新築やリフォームに補助金を支給
- 2024年12月31日に受付終了(新築約20万戸・リフォーム約46万戸の実績で終了)
私(エネパパ)が業界内で見てきた感想としては、「とにかく申し込みが殺到した」の一言です。新築の予算2,100億円のうち約86%、リフォーム予算400億円のうち約91%を消化して終了しました。それだけ需要が高かった制度だということです。
実はこの制度には系譜があります。
| 年度 | 制度名 |
|---|---|
| 2023年 | こどもエコすまい支援事業 |
| 2024年 | 子育てエコホーム支援事業 |
| 2025年 | 子育てグリーン住宅支援事業 |
| 2026年 | みらいエコ住宅2026事業(現行) |
名称は変わっても、国の省エネ住宅支援は毎年更新しながら継続しています。2026年4月現在の後継制度「みらいエコ住宅2026事業」は2026年3月24日に申請受付を開始しており、予算総額は約2,050億円です。→ 国・都道府県・市区町村の補助金3層すべての解説は2026年補助金まとめをご覧ください。
対象者の条件:子育て世帯・若者夫婦世帯

「うちは対象になるの?」と思った方のために、条件を整理します。
子育て世帯の定義
申請時点で、18歳未満の子どもがいる世帯が子育て世帯に該当します。子どもが3人いても1人でも関係なく、「いる・いない」で判断されます。2024年の子育てエコホーム支援事業から後継制度のみらいエコ住宅2026まで、この定義は共通です。
若者夫婦世帯の定義
「子どもはいないけど…」という夫婦の方も対象になる場合があります。夫婦のどちらかが申請時点で39歳以下であれば、若者夫婦世帯として対象です。子なし共働き世帯でも十分チャンスがあります。
補助金額はいくら?新築・リフォーム別の上限一覧

「結局いくらもらえるの?」は誰もが最初に知りたいことですよね。終了した2024年制度と、現行の2026年制度を並べて見てみましょう。
新築住宅:最大100〜110万円(ZEH水準)
| 区分 | 2024年(参考・終了済) | 2026年(現行) |
|---|---|---|
| 長期優良住宅 | 100万円 | 75〜95万円 |
| ZEH水準住宅 | 80万円 | 35〜55万円 |
| GX志向型住宅 | (区分なし) | 110万円(寒冷地125万円) |
※50m²未満の住宅は半額となるケースがあります。また2026年は2025年比で全体的に補助額が減額されているため、年度ごとに必ず最新情報を確認してください。
既存住宅リフォーム:最大60万円
2024年のリフォーム補助は以下のとおりでした(参考)。
- 子育て・若者夫婦世帯:最大30万円(既存住宅購入+リフォームは最大60万円)
- その他世帯:最大20万円
現行の2026年制度(みらいエコ住宅2026)ではリフォームも大きく変わり、積み上げ式で最大100万円(1992年以前の旧基準住宅は上限拡大あり)となっています。
太陽光パネル・蓄電池は補助対象?設備別の対象一覧

ここが多くの方が一番気になるところではないでしょうか。業界にいると「太陽光つけたら補助金が増える?」という質問を本当によくいただきます。
太陽光発電システムは補助対象外?よくある誤解
2024年の子育てエコホーム支援事業では、太陽光発電システム単体は補助対象外でした。 これは意外と知られていない事実です。「太陽光をつけたから補助金が増える」という話ではなく、あくまで住宅の省エネ性能(断熱等級など)が評価される仕組みだったのです。
ただし、2026年のGX志向型住宅区分は別です。こちらは以下の要件を満たす必要があり、実質的に太陽光発電の設置が必須になります。
- 断熱等級(家の暖かさを示す指標)6以上
- 一次エネルギー消費量(家全体のエネルギー使用量)35%以上削減
- 再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量100%以上削減
- HEMS(ヘムス:家庭用エネルギー管理システム)の設置
つまり、太陽光発電を入れることで「補助金が増える区分に申請できる」という構造になっています。
補助対象になる設備リスト
2026年のリフォーム制度では、以下の設備が補助対象になっています。
| 設備 | 補助額(2026年) |
|---|---|
| 蓄電池 | 96,000円/戸(2024年比で増額) |
| エコキュート(高効率給湯器) | 45,000円/戸 |
| 高断熱浴槽 | 48,000円/戸 |
| 食洗機 | 30,000円/戸 |
蓄電池の補助額が2024年の64,000円から96,000円に増額されているのは嬉しいポイントです。太陽光発電とセットで導入を検討している方は特に注目してください。
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申請の流れ:施主が直接申請するのではない点に注意

「補助金の申請って、自分でやるの?」とよく聞かれますが、実は施主(家を建てる・リフォームする方)が直接申請するわけではありません。 これを知らないまま業者を選ぶと大きな失敗につながります。
STEP1:施工業者・ハウスメーカーを選ぶ
補助金の申請は、国に「登録事業者」として登録している工務店・ハウスメーカー・リフォーム業者が代わりに行います。つまり、登録していない業者を選んだ時点で補助金は受け取れません。
これは業界にいる私(エネパパ)が特に声を大にして言いたいことで、「補助金が使えると思ったら、業者が未登録だった」というケースを何度も見てきました。業者選びの段階で必ず「登録事業者ですか?」と確認してください。
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STEP1〜4:交付申請から受け取りまでの流れ
STEP1:業者が国(事務局)に交付申請
↓
STEP2:交付決定通知が業者に届く
↓
STEP3:工事完了後、業者が実績報告 → 補助金が事業者に支給
↓
STEP4:業者から施主に補助金が還元(値引きまたは振込)
補助金は一旦業者に支給され、その後施主に還元される流れが一般的です。「補助金分を値引きしてもらえるのか、後から振り込まれるのか」は契約前に業者と書面で確認しておくことをおすすめします。
他の補助金と併用できる?組み合わせ事例3パターン

補助金は重ねて使えるケースがあります。私がよく相談を受ける組み合わせパターンを3つ紹介します。
パターン①:みらいエコ住宅2026(新築)+自治体の太陽光補助金
新築でGX志向型(110万円)を受給しつつ、都道府県や市区町村の太陽光補助金(例:東京都は最大15万円/kW)を加算するパターン。地域によっては合計150万円超も狙えます。
パターン②:みらいエコ住宅2026(リフォーム)+給湯省エネ2026事業
エコキュートを設置するリフォームなら、みらいエコ住宅2026のリフォーム補助(45,000円)と、給湯省エネ補助金を別途申請できる場合があります。両制度に対応している業者への確認が必要です。
パターン③:みらいエコ住宅2026(リフォーム)+先進的窓リノベ2025事業
窓の断熱改修は、みらいエコ住宅2026でリフォームの「必須工事要件」を満たしつつ、別途窓リノベ専用補助金と組み合わせられる場合があります(年度により変更あり)。
申請で失敗しやすいポイント(現場目線)

業界にいるとわかるのですが、補助金の申請失敗にはパターンがあります。
①「着工日」を後から確認して対象外に
みらいエコ住宅2026は「2025年11月28日以降の着工」が対象です。これより前に工事を始めてしまうと、どんなに条件を満たしていても補助金はゼロです。
②「予算終了」を見落として間に合わない
2024年の子育てエコホーム支援事業も、新築で86%、リフォームで91%の予算を消化して早期に実質終了しました。「まだ期限まで時間があるから大丈夫」と思っていると、予算上限で受付終了になる可能性があります。
③「ZEH水準の申請期限が早い」を見落とす
2026年制度ではZEH水準の注文住宅・賃貸住宅は2026年9月30日が申請期限と、他の区分より早く締め切られます。
④「補助金は業者が受け取る」と知らずに業者選びを間違える
冒頭でも触れましたが、未登録業者を選んだ時点でゲームオーバーです。必ず事前確認を。
⑤「年度の情報」を確認しないで古いブログ記事を信じる
2026年は2025年比でGX志向型が▲50万円、ZEH水準が▲25万円と大幅減額されています。検索上位に出てくる情報が前年のものである場合も多いので、必ず公式サイトで確認してください。
まとめ:補助金を活かすには「対応業者選び」が9割

ここまで読んでいただいた方はもうお分かりだと思いますが、補助金を確実に受け取るために最も重要なのは「対応する登録事業者を選ぶこと」です。どんなに制度を勉強しても、業者選びを間違えると補助金はゼロになります。
今回の記事のポイントを3点にまとめます。
- 子育てエコホーム支援事業は2024年末に終了。 現在の後継制度は「みらいエコ住宅2026事業」(2026年3月〜)
- 太陽光発電は直接の補助対象ではないが、GX志向型住宅(補助最大110万円)は実質的に太陽光設置が必須の区分
- 申請は業者が代行する仕組み。 登録事業者かどうかを業者選びの段階で必ず確認すること
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